| 糖尿病の食事 | 運動療法 |


良好な血糖コントロールを実践し、腎障害・神経障害・フットケアなどの定期的チェックを行います。病態にあった最適な糖尿病の治療を行います。

軽症な場合は食事療法、運動療法を、コントロール不十分な場合は内服薬との併用が必要となります。さらに重い糖尿病になるとインスリン注射が必要になるケースもあります。当院では患者様一人一人に合わせた最適な糖尿病治療を行っています。コントロール不良な場合、インスリンの導入や家族との食事に関して栄養指導が必要な場合は入院加療の必要性を話し関連病院にて早急な加療を行います。

糖尿病の主な自覚症状は以下のようなものです。

  • 口渇
  • 多飲
  • 多尿
  • 頻尿
  • 体重減少
  • 疲労
  • 尿糖
糖尿病検査
HbA1cが数分で判定可能

治療方法には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。
糖尿病で怖いのは、実はその症状が進行した後の合併症(糖尿病網膜症・糖尿病神経障害・糖尿病腎症・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・壊疽など)です。これら合併症を引き起こす状態になって、初めて自覚症状に気づく事も少なくありません。

早期発見・早期治療が重要ですので、たとえ自覚症状がなくても、健診や人間ドックで「糖尿病の疑いあり」といわれたら、一度きちんと検査を受けることをお勧めします。

糖尿病の検査は

採血(血糖測定、HbA1c、採尿)、その他合併症などに対しての脈波測定(ABPI)などで糖尿病の検査をします。

糖尿病になりやすい体質?など

親・兄弟など親族の方で糖尿病になった事がある方やメタボリック症候群の方などが、糖尿病になりやすい傾向がありますのでお気を付けください。

糖尿病にならないための予防法は

過食を控えてください。
適度な運動をする。

糖尿病の食事

    1. 必要十分なカロリーをとる

体を維持し日常生活を送るのに必要なカロリーは体格、運動量によって、まちまちです。体重あたり、およそ25Cal/kg~35Cal/kgが目安です。できるだけ、決められたカロリーを過不足無く食べるのが基本です。

    1. バランスよく食べよう

でんぷんを含む糖質を55%~60%,タンパク質を15%~20%、そして脂肪は熱量の25%以内にするのがよいでしょう。食べた方が良いもの、食べてはいけない食品は特にありません。まんべんなく食べて結構ですが、総量と脂肪のとりすぎに注意した、和食中心の枯れた食生活がよいとされています。

    1. 規則的な食事を習慣づけよう

食事による血糖値の変動をできるだけ少なくするために、一日に必要なカロリー(熱量)を3等分して均等に食べるように心がけましょう。

食事は糖質、タンパク質、脂質のバランスを考えて!

注意事項

  • 食物繊維の多い野菜、海藻、きのこをとりましょう。(1日350gを目標)
  • うす味をこころがけ、塩分の摂取を控えましょう。(1日10g以内、高血圧などのある方は1日6g未満)
  • アルコールはほどほどに。(1日25g程度 缶ビール350ml、1本)

1日の決められたエネルギー摂取量をこえないように注意しましょう!

ご飯の前にまずサラダ

ごはんを先に食べるよりも野菜を先に食べたほうが血糖値が急速に上がりにくいことが知られています。

魚類を多く食べるとHbA1cの改善が期待できます。

最近の日本人を対象にした研究によると魚類を多く取ることが経口糖尿病薬のうちDDP-4阻害薬の効果を高めるという研究報告があります。

食品分類表

>>肥満に注意!について

糖尿病の運動療法

運動療法にはたくさんの効果があります

運動には、血糖値の改善やインスリン抵抗性の改善など様々な効果があるので、継続して続けることが重要です。

運動療法により期待できる効果

  • 血糖値の改善
  • インスリン抵抗性の改善
  • 減量効果
  • 筋肉の衰え、骨粗鬆症の予防
  • 高血圧や高脂血症の改善
  • 心肺機能の改善
  • 運動能力の向上
  • QOLの向上

有酸素運動に取り組みましょう

運動は、日常生活の中に組み入れて、出来れば毎日、少なくとも1週間に3回以上行うことが勧められます。

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