| 動脈瘤 | 閉塞性動脈硬化症 | 内シャント |


当院では心臓血管の分野に力を入れており、心疾患の加療およびフォロー、動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、バージャー病、などの動脈疾患、静脈瘤、血栓性静脈炎、深部静脈血栓症、肺塞栓症などの静脈疾患、リンパ浮腫などのリンパ管疾患などの加療およびフォローを行っています。
手術適応のものに対しては当院にて判断し手術あるいは関連病院に紹介させていただいております。

動脈瘤・急性大動脈解離・解離性大動脈瘤

血管壁が薄くなって風船のように大きくなった状態を動脈瘤といいます。
打撲や外傷あるいは先天性の場合もありますが、多くは動脈硬化が原因でほとんどが無症状で経過するため突然破裂し激痛に襲われ命を落とす危険性がある恐ろしい病気です。
通常の診察ではわからない事が多い場合もあります。胸部の動脈瘤はレントゲンでもわかりますが腹部のものは通常の診察ではわからないことが多く他の疾患で検査の際に見つかることが多いです。
そのため時々エコー等の検査をお願いするのも早期発見に有用です。
腹部大動脈瘤3D画像
腹部大動脈瘤の
人工血管置換術後の
3D画像
胸部大動脈瘤
胸部大動脈瘤

治療・・・人工血管置換術あるいはステントグラフト挿入術など手術が必要です。動脈瘤の場所によってはコイル塞栓術などもあります。
急性大動脈解離は血管の内膜が裂け真腔と偽腔にわかれた状態で突然激痛に襲われ命を落とす危険性がある恐ろしい病気です。状態によっては緊急手術が必要になります。
突然の血圧の上昇によって発症することが多く日常の血圧コントロールが必要です。

閉塞性動脈硬化症とは

「閉塞性動脈硬化症」は、主に下肢の血管が慢性的に閉塞することによって症状が出現し、下肢のしびれ、冷感、間欠性跛行、安静時疼痛、重度の症状になると壊死にまで至ることがある病気です。中年以降の、特に50歳以降の男性に多く、糖尿病などの疾患がある方は注意が必要です。
治療・・・薬物・運動療法、血管内治療(PTA+ステント)、手術(血栓内膜摘除術、バイパス術、腰部交感神経切除術)
下肢の痛み、しびれ、冷感など整形外科で改善がない場合は血管のチェックを!

閉塞性動脈硬化症
バイパス術

血管チェック表

血管年齢

CAVI

動脈硬化の指標となるCAVIにより、あなたの血管年齢の測定ができます。
動脈硬化や下肢動脈の狭窄/閉塞を診断します。
CAVIは大動脈を含む「心臓(Cardio)から足首(Ankle)まで」の動脈(Vascular)の硬さを反映する指標(Index)で、動脈硬化が進行するほど高い値となります。大動脈の進展性の低下は心疾患の発症や予後を規定する因子となることが知られており、早期診断と管理に役立ちます。
ABIは、下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標です。上腕と足首の血圧から算出されます。ABIは非侵襲的な検査で数値として評価できるので、PAD患者の早期発見に有用です。

血管年齢の検査時間は、数分です。また、症状があれば、保険が適用されます。
検診的に行う場合は、自費診療(2,500円)扱いになります。

血管年齢検査結果が、実年齢とかけ離れている場合は・・・
特に決まりはありませんが、
動脈硬化、閉塞性動脈硬化症の可能性や今後なりやすい傾向が考えられます。

血管年齢を悪くさせる原因は・・・
高血圧、高脂血症や糖尿病などが血管年齢を悪化させます。

血管年齢を改善する治療法は・・・
適度な運動をしておく事ですが継続が必要なので、
年齢層によっては治療しているものがあればそれの改善にあたります。

治療法以外の血管年齢が悪くならないようにする予防法は・・・
若い頃からの生活リズム、パターンを改善させる事。適度な運動をする事。

PAD(末梢動脈疾患)は、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることからも、早期発見が重要です。

内シャント

透析を初めて受ける方の内シャント作成や、既に透析をしている方で内シャント狭窄、閉塞などのある方のPTA、或いは再建などにも対応いたします。

シャント画像

シャント狭窄画像
シャント狭窄

PTA施行中
PTA施行中

PTA後
PTA後

>> 診療案内一覧に戻る

血管外科 動脈疾患ページエンド