予防接種

「定期接種」のほか「任意接種」も必要です!
注射
<接種間隔>
不活化ワクチンとの接種間隔は通常6日以上間隔を開けて接種を。
生ワクチンとの接種間隔は通常27日以上間隔を開けて接種を。

ワクチンの種類によって、次の予防接種との間隔が違います
ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチン(トキソイドも含む)に分けられます。次の予防接種までの間隔は、原則として生ワクチン接種後は4週間(中27日)以上、不活化ワクチン接種後は1週間(中6日)以上です。ただし、同じワクチンを続けて接種する場合は、それぞれに接種する間隔が違ってきます。スケジュールを立てる前に、接種間隔を確認しましょう。

次にいつ受けられる?-接種順序・間隔の数え方-
生ワクチンと不活化ワクチンを受ける場合、不活化ワクチンを先に受ければ、1週間後に生ワクチンが受けられます。生ワクチンを先に受けると、4週間後までは不活化ワクチンを接種できないことになり、両方の免疫を獲得するまでに時間がかかります。

ワクチンの種類

「ワクチン」には大きく分けて「生(なま)ワクチン」と「不活化(ふかつか)ワクチン」、「トキソイド」の3種類があります。それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。

・生ワクチン
生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものを接種することによって、その病気にかかった場合と同じように抵抗力[免疫]をつけようとするものです。
生ワクチン接種後は、毒性を弱められた細菌やウイルスが体内で増殖して免疫を高めていくので、接種後しばらくしてから発熱や発疹など、その病気の症状が軽く出てくることがあります。接種の回数は少なくて済みますが、十分な免疫ができるまで約1か月ほどかかります。
生ワクチンは免疫不全者(水痘ワクチンを除く)および妊婦には禁忌となっています。
主なワクチン:麻しん風しん混合(MR)、麻しん(はしか)、風しん、おたふくかぜ、水痘、BCG、ロタウイルス(1価・5価)、生ポリオ(OPV)など

・不活化ワクチン
不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺して毒性をなくし、抵抗力[免疫]をつけるのに必要な成分を取り出してワクチン化したものです。不活化ワクチンは、体内で細菌やウイルスは増殖しないため、十分な抵抗力[免疫]をつけるために複数回の接種が必要です。一定の間隔で2~3回接種して最小限必要な抵抗力[免疫]をつけたあと、約1年後に追加接種をして十分な抵抗力[免疫]をつける、というのが一般的です。 免疫不全者にも接種できますが、十分な免疫を獲得できない場合があります
主なワクチン:DPT-IPV、DPT、DT、不活化ポリオ(IPV)、日本脳炎、インフルエンザ、インフルエンザ菌b型、B型肝炎、肺炎球菌(成人用23価・小児用7価)、HPV(2価・4価)など

・トキソイド
細菌のもつ毒素を取り出し、毒性をなくして免疫原性だけを残したもので、不活化ワクチンの一種です。
次に違う種類のワクチンを接種する場合は6日以上間隔をあける必要があります。
主なワクチン:ジフテリア、破傷風など

予防接種詳細ページはこちら