動脈硬化・頸動脈エコー

008012-1

検査目的

 

脳血管疾患

脳梗塞・一過性脳虚血発作

頸部血管疾患

頸動脈狭窄症・高安動脈炎・
鎖骨下動脈盗血症候群

他の動脈硬化性疾患

心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症・
大動脈瘤

高血圧・代謝性疾患

高血圧・糖尿病・高脂血症

自覚症状

めまい・ふらつきなど

 

・全身の動脈硬化の評価
・頸動脈がアテローム性動脈硬化の好発部位
・頸動脈を血管の窓として全身の動脈硬化の評価が可能

※動脈硬化の危険因子の評価として頚動脈の動脈硬化が強いほどその他の部位の動脈硬化も進行していると考えられ、心筋梗塞などの虚血性心疾患や脳梗塞などの脳血管疾患が発生しやすいと言われています。
また、糖尿病や高脂血症など動脈硬化を起こしやすい疾患においても血管病変の有無をチェックする必要もあります。

①頸部血管疾患

②頭蓋内血管疾患の推定

③全身の動脈硬化度の評価

④治療効果の評価

観察部位

・総頸動脈、内頚動脈と外頚動脈起始部、椎骨動脈の一部

頚動脈

観察項目

1)血管の壁の厚さ (lntima-media-complex;lMC)
正常値1mm未満  加齢、動脈硬化で肥厚

2)血管径

3)プラーク
ブラークとは、厚さ1mmを越える限局性の壁隆起をいいます。  超音波ではプラークの大きさ、形状、表面、内部エコー について観察します。

心筋梗塞の原因として冠動脈内 プラークの破綻をきっかけとした血栓形成が重要であり、 突然死を含めた心血管イベントの発症にプラークの破綻が 関与しているといわれています。
同様に脳梗塞の発症に関しても 内頸動脈と外頸動脈の分岐に存在するプラークの破綻が 血栓による脳動脈の塞栓を引き起こすと言われています。

4)狭窄、閉塞
プラークが発達すると血管内膜の狭窄や閉塞を生じてきます。 高度になると、めまいなど脳虚血変化や脳梗塞の発生頻度が有意に 上昇します。

5)血流評価
総頸動脈、内頸動脈、椎骨動脈を主にパルスドップラ法を用いて測定します。

2012/ 7/18 17:14 2012/ 7/18 17:14
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